すっかり気合いが入っちゃってる母。 行く気満々な悠里。 呆れてるあたしを含めたその他。 一体なんで病院に急いできたか分かんないし。 「ねぇ悠里……」 帰ろうよと言おうとしたが、言えなかった。 あーやべ、倒れる。 あたしは何故か冷静にそう想って意識を飛ばした。