大きく息を吸い込んで留めてみる。
鼓動は息を留めている時間に比例して次第に速くなってくる。


馬鹿馬鹿しいがそうやって今自分がちゃんと目覚めているのか確かめなければいられない。
夢であってほしい。

その願いは脆く崩れた。

「俺はどうなっちまったんだ…」


独りになってようやく正気を取り戻せた事で分かったことがある。

自分が異常だという事。