「思い出したようね。多分待ってるわよ、アリサ。かみさんに頼んで行ってもらってるはずだもん」
「でも・・・」

「何?」
「仕事が・・・」
「アリサより仕事を取るの?」

「そうじゃなくって・・・」

「なら行きなさいよ。此処は私に任して」
「・・・」
「友の恋路を助けるのも私の仕事だよっ!」

ラオは急いで着替えた。
「エリ、ありがとっ!此のお礼はまたする!」

ラオはあの場所へ走っていった。