「美夜さん??」




誰かが呼んでいる。




でも、体が動かない。




目も開けれない。




金縛り??




違う…。




これは病気のせいだ。




私の体は動かなくなる時が度々あった。




昔はめったに無かった。




でも、最近では回数が増えていた。




すると、体が浮いた感じがした。




『…?沖田さん!?』




沖田さんは私を抱えていたのだ。




「美夜さん起きたんですか~?もっと寝ていてください!」




『あのッ!下してください。私重いんですから!!』




私は急に恥ずかしくなって下してくれと頼んだ。




なのに・・・。




「イヤです!美夜さんを部屋まで連れて行きます!!」




何を言っているんだ・・・。




でも、なぜかこうしてると落ち着く。




『じゃぁ。部屋までですよ?』