私が城を出る日の朝。




幸喜とお凛ちゃんが見送ってくれた。




城の皆には何も言ってない。




幸喜が追い出したということにするらしい。




私は幸喜に申し訳ないと思った。




それでも、私は行かなければならない。




皆に会うために。




京までは幸喜の側近が送ってくれることになっている。




何日が経って京に着いた。




私は京に着いて懐かしく思った。




私は想い出も河原まで送ってもらった。




そこからは私が自分の足で屯所に向かうことにした。




だって、自分の足で出たんだから自分の足で戻らないと。