幸喜はすぐに医者を呼んだ。




お凛ちゃんは私の隣で涙を浮かべている。




不謹慎かもしれないけどそんなお凛ちゃんを可愛いと思った。




暫くして医者が来た。




診察が終わり医者は信じられないことを言った。




「美夜様…おめでとうございます。」




私は最初何のことだか解らなかった。




「ご懐妊ですよ。」




幸喜は驚いた顔をしていた。




お凛ちゃんは嬉しそうに笑っていた。