「土方さんよぉ…どうすんだ?」




永倉が土方に目をやった。




永倉は美夜のことを妹のように可愛がっていたため心配だった。




「園田のことだ…何かあったのかもしれねぇ。」




土方は目を伏せながら言った。




土方も考えているのだろう。




その時部屋の襖が勢いよく開いた。




「土方!!美夜が消えた!」




そこには芹沢がいた。




その後ろにはお梅の姿もあった。




お梅は目に涙を浮かべている。




お梅の手にも手紙が握られていた。




皆美夜からの手紙を見てココに来たのだろう。