私は涙を拭いて屋敷に急いだ。




「美夜。来ないかと思ったよ(笑)」




私は無視して籠に入った。




幸喜なんて嫌い。




「美夜怒ってるの?」




私は目を合わせず言った。




『友達だと思ってた…なのに脅したりするから。』




これは私の本音。




友達とした好きだった。




何でも話せる友達だった。




私は裏切られた気がして悔しくって悲しかった。