私はそれからも皆に挨拶をして回った。




やっとのことで部屋に戻ってきた。




部屋では沖田さんが刀の手入れをしていた。




「美夜さん遅かったですね!」




沖田さんは手を止めて私を見た。




『はい。皆と話してたら遅くなっちゃって!』




私は布団を敷きながら答えた。




『沖田さん…今日一緒に寝ても良いですか?』




沖田さんは驚いた顔をしたけど良いと言ってくれた。




私は最後の日だから沖田さんを感じていたかった。