私は次の日の朝幸喜に会いに行った。




もちろん返事をするため。




幸信は部屋に居た。




「美夜、決めたかい?」




幸信は私に笑いかけた。




私は前までこの笑顔が好きだった。




でも、今じゃぁ吐き気がする。




『幸喜に着いて行く。』




幸信は私の返事を聞いて嬉しそうな顔をした。




『でも、条件があるの。』




「条件?言ってみて。」




私は深く深呼吸した。