部屋にはまだ美夜さんは帰って来ていなかった。




美夜さんは夜になっても帰ってこなかった。




僕は不安になった。




帰りの途中に浪士に絡まれたのかもしれない。




すると部屋の襖が開いた。




そこには左之さんが居た。




僕は肩を落とした。




「よッ!!総司!何湿気たツラしてんだよ!」




そう言って僕の背中を叩いた。