普通なら抵抗する私だが今は沖田さんに甘えてみた。




沖田さんの胸の中は暖かくて落ち着いた。




沖田さんの着物からはホンノリと甘い香りがした。




「美夜さん甘えても良いです…でも、僕だけにしてください。」




沖田さんの声は私には届かなかった。




「寝ちゃいましたか…。」




沖田さんは私を抱きしめたまま眠った。