時は私の2才のときまで戻る。




私は生まれた時から体が弱かった。


だから外にも出してもらえなかった。


私が2才の時病院に入院することが決まった。


その時初めて私は外に出た。


その時の気持ちはまだ覚えてる。


何もかもが新鮮でワクワクした。


でも、その日から私は病院生活が始まった。


毎日検査と点滴、苦い薬。


私は毎日泣き喚いた。


でもある日気づいたんだ。


そんなことしたって無駄だってこと。


それに両親もあまり会いに来てくれなくなった。


もう何もかもが嫌になった。


先生たちの嘘の言葉も。


みんなの気を使った笑顔。


同情する言葉。


何もかもに嫌気がさした。