検査を終えた私は、自分の病室に居た。



悠斗さんは、いつの間にかどこかに消えていってしまったみたい。




「優花、大丈夫?」


「大丈夫だよ。お母さん。」



「そう。良かったわ~
お母さんね、
娘さんが事故に遭われましたって聞いた時は頭が真っ白になったんだから。

でも、生きててくれて良かった~!!」

そういって、お母さんは私をぎゅーっと抱きしめてくれた。

お母さんの腕の中は、あったかくて優しい感じがした---。