無意識に手を伸ばす。

リュウのほっぺは、あったかくて、優しい。



『……好き。リュウの全部が好き。』



「そーいうことされると!

我慢できなくなるんですけど!」



『……いいよ…………』

自分でも、びっくりするくらい、自然にそう言ってた。