しばらくすると、さっきまでのユニフォームから、制服に着替えたリュウが教室に入ってきた。 『……リュウ…………!』 あたしが名前を呼ぶと、リュウはかなりびっくりした様子で立ち止まった。 『……リュウ、お疲れさま。試合は残念だったけど、リュウ、すごくかっこよかったよ。』 「…………。」 リュウは一言も口を開かない。 『……リュウ?』