「佐々木君へ・・・。昨日はどうもありがとうっ」

今、手紙を書いています。

佐々木玲史君に。

今日、話したばっかなのにあんなに優しくしてもらっちゃって。

嬉しいな。

「妹達も、佐々木君の事本当のお兄さんのように慕っていました」

横で寝ている、和を見ながら私は微笑んだ。

凄かったもんなぁ。

佐々木君の、料理のうまさ。

いつも、やってるのに私なんか手に及ばなかったな。

オタクだってみんな言ってるけど。

みんな、本当の佐々木君をしらないだけなんだ。