オタク男子

「・・・佐々木君・・・あのさ・・・「あびゅうう~!!」

森久保さんが、何かを言いかけた時、妹(和)が割って入った。

「和?!何してるの!!」

「なにって・・・。ううぅうん。なんでしゅかね?」

「分からないの!?もう・・・。ふざけないでよ」

「ふざけてないでしゅ!」

「もう!」

そう言って、和ちゃんを抱き上げ頭をなでる。

「危ないでしょ?フォークなんて振り回したら」

「うぅ。ごめんちゃい」

「いい子」


ドキッ。

一瞬、森久保さんがお母さんに見えた。