オタク男子

「何?」

「一緒に、帰らない?」

「一緒に・・・?」

「うん。迷惑だよね?」

彼女は、俺の手をぎゅっと握った。

ドキッ。

やばい・・・。

凄い、ドキドキする。

そんな、顔の赤い俺に気づいたのか彼女も俺の手をはなした。

「わっ、ごめん。嬉しくて。へへっ、男の子と帰るなんて幼稚園ぶりだっ」