永遠 -forever-

電車の中はずっとドキドキしてて…

緊張するし、恥ずかしいし、上手く喋れるんかなとか思ったりしてたけど、やっぱり早く会いたくて…




電車が駅に止まる度に“後、3駅や!”とか心の中で数えたりしてた。



いつの間にか次の駅はもう颯斗と待ち合わせをしてる駅で…




「○○駅、○○駅です。お出口は左側……」




アナウンスの声に妙に反応したりした。



いつも学校行くときに降りる駅やのに、今日はなんかいつもと違う感じやった。



駅につくと電車の中に乗ってたよりドキドキして…

颯斗に会える!って思ったらそれよりもっとドキドキした。



ホンマ唯、心臓潰れんちゃうかってぐらいやばかった。






改札を抜けると、そこには自転車に跨って、携帯をいじってる颯斗が見えた。