永遠 -forever-

『唯もう無理やわ。慶、最近束縛みたいなんも多かったし正直、慶のことちょっと冷めててん。唯たちこのまま付き合ってても絶対うまくいかへん』



慶と遊んだときに、同じことばっかで喧嘩をするのに疲れてたのは正直。


唯のことを疑ってくる慶にちょっと冷めてたのもホンマ。





『絶対もう唯のこと疑ったりしやんから。俺ほんま別れたくない』


『ごめん、そうゆうのも重い。それにな、中途半端なことしたくないねん。唯、その人と付き合えるように頑張りたいから』



慶に向かってハッキリ唯は言った。


めっちゃ好きな人にフラれる辛さが唯には分からんかったから、思ったことをズバズバゆってしまってた。





『俺は唯のこと本気で好きやったけど、唯は違うかったよな。それ分かってたけど俺はそれでもよかったねん』




確かに慶の言うとおり。


自分で言うのもなんやけど、唯が慶を好きより慶が唯を好きのが大きかった。





『ホンマに好きやった。疑ってばっかでごめんな。幸せなれよ。そいつと付き合えるように頑張りや。応援してるから』


『ありがとう。慶も幸せなってな。わがままいっぱい言ってごめん。バイバイ』




電話は唯から切った。



こうして唯と慶は別れた。