『最近は秋野さんがわざわざ教室まで迎えに来てても断ってまで毎日河川敷に寄ってたみたいだしさ。それに翔、いつもミチが来るまでキョロキョロしてて。まるでミチのこと待ってるみたいにずっとだよ?』 『そうなんだぁ……』 どうしよう。 やばいよ。 胸がキュンって。 なんか嬉しくてキュンって。 不思議な気持ちになった。 でも、同時に生まれる罪悪感。 翔には彼女がいるのに。 秋野さんがいるのに。 嬉しがってる場合じゃないよね。