思い出の多い、この河川敷。
翔のことを好きかもしれないと気付いた時も…
この場所だった。
オレンジ色に染まった空。
それを見つめながら…
あの時自分の気持ちに、初めて気付いたんだよね。
『つーかさ、ミチの色もオレンジって感じなんだけど』
『えっ?なにそれ、どういう意味?』
翔の言葉に、思わず食いついたあたし。
『うーん……どういう意味かって聞かれてもよく分かんねえけど』
『なによ、それ』
『いやぁなんつーか、ミチを好きかもしれないって気付いた時が、この場所だったからさ』
『……えっ?』
トクン……と、
胸の音が体中に響いた。
翔も?
翔もここで、あたしと同じような気持ちを感じたことがあったってこと?



