恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜




そして―――――



『仰げばー 尊し 我が師の恩ー』





ピアノの音に重なる、あたし達三年生の歌声。




もうすぐ終わる。


終わってしまう。




あたし達の三年間が…

終わってしまう。





そう思うと、気付けば我慢していた涙がどんどん溢れてきて。


あたしは仰げば尊しを、震えるような声で歌ってた。






『今こそー 別れめー いざさらばー』





そして――

歌い終わった時。



隣に立っているマナが、俯いたまま声を漏らしながら泣いていることに気付くと。



あたしもまた、涙が止まらなくなっていった。