『あとは卒業式ぐらいだね』
『そうだね……』
『早いよね…なんか』
『うん、なんか三年って…あっという間だったね』
そしてもう、気付けばあとは…
八日後に控えた卒業式を残すのみになっていて。
あたしとマナのそんな会話のせいか、あたし達五人の間には、何故かシーンとした空気が流れていった。
そっか……もうすぐ卒業……なんだよね……。
なんか全然実感も涌かないけど。
でも、確かにその時は近付いてきていて。
“卒業”という言葉を耳にする度、
心は過敏に反応してしまう。
そっか…
あと八日しかないんだよね……。



