『でもさぁ、良かったよね、みんなそれぞれ予定通り学校も決まってさ』
『そうだね、一段落って感じだね』
『つーか俺、お前らが勉強したり受験受験みたいな感じだったからさ、超ヒマだったんだぜ』
『確かにタク、ヒマそうだったもんな』
『そうそう、一人でジャンプばっか読んで。アハハハッ』
2月の終わり――――
五人揃った河川敷で、あたし達は久しぶりにみんなでそうやって笑い合っていた。
入試も終わり、それぞれ無事に希望していた学校への進学が決まって。
やっと肩の荷がおりたのか、みんな穏やかな表情で久しぶりにゆっくり空を見上げていた。
あっという間だったここ数ヶ月。
気付けばもうすぐ、
冬も終わろうとしている。



