恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜




でも、無茶すぎるそんな願いは、

さすがの神様も聞いてはくれなくて。




季節はまた一つ変わり…

寒い冬を運んできた。





『ミチ、はいっ』


『あぁ、ありがと。あったかーい…』




そして年が明けて…

最後の三学期が始まってすぐの、放課後の帰り道。



マナ達と別れたあたしと翔は、あたしのマンションの近くの公園にいた。





『なんか懐かしいね』


『なにが?』


『これだよ。二年前さ、あたしスネて一人で帰ったことあったじゃん。リプトンのレモンティーじゃなきゃヤダ!とか言って』


『あったなぁ、そんなことも。あれからもう…二年も経つんだな』




さっき翔に渡された、

温かいレモンティー。



ふと二年前のあの日のことが、頭に浮かんだ。