河川敷に生えた草花を揺らす風は、もうすっかり秋の風。 少しヒンヤリとしていて、だけどそれがなんだか気持ち良くて。 でも…… そんな秋の風は、何故かあたしの心をキュッと切なくさせた。 卒業までは、 あと一つの季節しかない。 その冬を迎えれば、 きっとあっという間に春になる。 そしたらあたし達は… 今みたいにはいかなくて。 今みたいな時間はなくなって。 それぞれがそれぞれの道に、 バラバラになっていく。