恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜




『ねぇみんな、卒業したらどうするかもう決めてるの?』




そしてその日の放課後。



相変わらず…

五人揃って河川敷にいる時に、あたしはみんなに聞いてみた。





そしたら―――


『私は美容師目指すから美容系の専門学校行こうかなって思ってる』



マナはそう言って。




『俺は○○大学受けようかなって。前にミチにも話してただろ?』


翔がそう言って。




『俺はさ、まだ言ってなかったけど…写真とか映像を基礎から学べる専門学校に夜間で通いながら、昼間はプロのカメラマンのアシスタントやらせてもらうことになってるんだ』


『なってるって…決まってるの?』


『あぁ。親父がさ、アシスタントのバイトは、なんか知り合いにコネで紹介してくれたみたいで。ま、その前に受験して学校に受かんなくちゃいけねーけどさ』



ナオが…そう言った。