『あのさ………』 と、その時。 翔が口を開いて。 『お前らに報告があるんだ』 と、マジメな声でそう言った。 そしたら一瞬、シーンとして。 今まで賑やかだった空気が、なんか少しだけ変わった。 『俺とミチ、付き合うことになった』 でも、翔がそう言った途端、 『イェーイ!おめでとう!』 『やっと来たな、この時が』 『マジじれったくてイライラしたもんな』 マナもナオもタクも。 笑顔で… あたし達にそんな言葉をくれた。