なんか心が… 震えたような気がした。 マナの想いは、 ちゃんとナオに伝わっていて。 それが報われなかったとしても。 ナオの心には、ちゃんと伝わっていたんだ。 『あのさ』 『あのさ』 と、次の瞬間―――― ふと翔と言葉が重なっていて。 『何?』 『いや、ミチこそ何?』 『あたしは別に後でいいよ、翔こそ何?』 『あ……うん…』 あたしと翔は、お互い何故か戸惑うような顔をしながら。 そんな一瞬に、フフッと笑い合っていた。