『ミチ!』 と、その時… 遠くの方から翔の声がして。 ふと顔をあげると、息を切らしながら、翔がベンチに座っていたあたしの目の前までバタバタと荒い足音を立てながら走ってきた。 『なんで?』 『え?なんでって…マナ達が帰ってきたのにミチだけいなかったから何でいないんだって聞いたらさ……いなくなったとか言うから…探しに来てやったんだよ』 そう言うと翔は、あたしの隣に座って。 『あんまり心配させんなよな』 つぶやくようにそう言った。