恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜




『ねぇナオ』


『ん?』


『流れ星、流れないかな?』


『なんで?叶えたい願い事でもあるの?』


『まぁね…。絶対叶わない願い事だと思うけどさ』




と、いきなり珍しくマナがそんなこと言うから。





『お前好きな男でもできた?』



俺はふざけてそう聞いた。





『できてもあんたにだけはゼーーッタイ教えないし』





そしたらマナはそう言って俺の肩をバシッと叩いて。





『いってー!』

『そお?手加減したつもりなんだけど』




俺をからかうように、マナはふざけていた。