恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜




『じゃあカンパーイ!!』


『カンパイ!』




そして空の色が薄暗くなってきた頃、テラスに揃った俺達は、ジュース片手に乾杯をした。



ほんとはみんな、酒で乾杯したかったみたいだけど。

何かあったりして翔の姉ちゃん達に迷惑かけるのは嫌だったから、俺がやめておこうと止めた。



別にジュースでも問題ないし。


楽しけりゃ、それでいいじゃん?って。





『あ!それもう焼けてるよ』

『こっちのエビも焼けてるぞ!』



それからバーベキューをしているうちに、空は気付けば暗くなっていて。


見上げた夜空にはたくさんの星がキラキラと輝いていた。