『ハハハハッ、タクびっくりしすぎ!』
そして翔がそんなタクを見て腹を抱えて思いっきり笑ってるから…
俺はちょうどマナが運んできたばかりのコップの中の氷を一つ摘んで、翔のジーンズを後ろから引っ張って。
氷をさっと入れてやった。
『冷てっ!ちょっ!なんだよナオー』
すると翔はびっくりして振り返って。
俺を見ながら呆れたように笑う。
ほんとくだらないけど。
なんかそんな瞬間が、すげー楽しかった。
どうでもいいようなくだらないことも、
呆れるくらいつまんねーことも。
こいつらと一緒にいると、
いつだって楽しかったんだ。



