『冷たいけど気持ちいー!!』 『マジ?あ、ほんとだ』 川辺で座り込む翔とミチ。 二人は流れている川の水に手を浸けながら、同じような顔をして笑ってる。 俺達から見ていると、ほんとこの二人は分かりやすいのに。 何故かこいつらは天然なのか… まだくっつく様子がないんだよな。 『何釣れるかな?ちょっと俺釣り竿取ってくるわ』 そしてタクはタクで。 ガキみたいに嬉しそうな顔をしながら、一人で今歩いて来たばかりの道を戻っていく。 自由っつーか、無邪気っつーか。