恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜


『何で?』



率直に、そう思った。


『何でって、学校以外での佐藤も見てみたいなーとか。ダメ?』



『…ダメっていうか…』





放課後。


いつものように、自転車で河川敷を通っていた。


あっ…



離れた場所から見てても、すぐに分かる四人の姿。



『みんなおつかれーっ!』

『あ!ミチー!おっつー!』

『ミチ掃除当番だった?』

『うん』


そう答えながら、いつものように四人のいた場所に座り混んだ。