恋色オレンジ〜夕焼け色の恋〜




『でももうさ、無理して友達やらなくていいんじゃない?』


『マナ……』


『ミチはミチのままでいいじゃん。素直になればいいんだよ、翔にも私達にも』


『マナ達にも?』


『ってゆーか、私だけじゃないよ?あんた達の気持ちに気付いてるの』


『えっ?』


『タクもナオも。気付いてるに決まってるでしょ?私達三人でいる時はいつもミチと翔の話ばっかしてんだから。なんであいつら素直にならないんだろうって』




ナオもタクも…?



でも、翔はあたしのこと、ちょっとだけ友達以上に思ってくれているとしても。



それは恋愛感情とは限らないし。



それに、彼女の秋野さんとは…好きな気持ちがあるから付き合ってるんだろうしさ。