とりあえず、僕から見た“ヤツ”はこんな感じで。
なにかの恋愛漫画みたいに、『本当は幼なじみじゃなく、ずっと一人の女の子として〜』なんてものは一切ない。
…いや、そんな感情持てるはずがない。
え??初恋の話…??
…それは、昔の穂波 優に聞いてくれ…。
そして、彼女もまた、僕のことはなんとも思っていないだろう。
“あなたにとって穂波 優は??”
…なんて質問をされたら彼女はきっと―…
“下僕…かなっ…。”
なんて答えるだろう。
…ん??なぜ今の想像上の美真は照れてんだ??
あ、僕の理想の美真像ができちゃったのかもしれない。
…とにかく―…
これが…悪魔、別名“琴原 美真”の正体(正体??)である。
