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「今日は、ありがとうございました」
琥蘭くんは、深く頭を下げた。
「いやっ!別に大丈夫だから」
あたしは慌てて、言葉を返す。
それに、お礼される程すごいことしてないし…
思い返せば返すほど、鮮明に思い出す失態の数々。
あたしは、首を振って振り払う。
と に か く !
「がんばってね!」
ニヤっと、意味あり気に笑うあたしに、
「はい!では…」
元気良く答えて去って行く琥蘭くんが、とても可愛らしい。
時計を見ると、まだ3時。
このあと、どこかに行くのはしんどい。
家にでも帰ってテレビでも見るか……

