「…陽ちゃんと諒ちゃん?」
さだk…もとい、あさからしき人物からあさからしき声が聞こえてくる。
『…あ、あーちゃん、おはよう。あの、TRICK OR…「陽ちゃんのそれ、何?肉球みたいなの気持ち悪い。」
一刀両断。
誰も言えなかったその一言をサラリと言ってのけた。しかもあのチキンのあさかが。
「諒ちゃんのジャック…。」
定まらない視線があたしに向く。嫌な予感という言葉じゃ言い表せないくらい嫌な予感。
「本物にこだわるのは良いんだけど、緑色のカボチャじゃリアリティがないよね。
プラスチック製でもいいからオレンジ色が良かった。」
…気にしてた事を言っちゃったよ。あさかママも気を使って言わなかった事なのに。苦笑いだけでスルーしたのに。
言いたい事は言い終えたのだろうか、布団を拾い上げると再び眠りに就いてしまった。
クマちゃんを拾い上げる事もなく。
…何なんだ。
…この反応は。


