ガバァッ!
突然オレンジ色の布団が空間を舞った。棚や机の上にに置いてあるクマちゃん達を巻き添えにしながら。
クマちゃんもろともカーペットの上に不時着した布団に呆気を取られながらもベッドに視線を戻す。
陽も相当驚いたのだろう。お菓子の「お」も言わない。
ベッドの上には長い黒髪を前に垂らしたあさからしき人物が居た。
白いパジャマを着ている彼女はとてもじゃないが人間には見えない。
かの有名なテレビから出てくるあの悪霊だろうか。
それ程に彼女から湧き出ているオーラはどす黒かったのだ。霊感のないあたしでも分かるくらいに。


