「ぶーぶーっ!」 私は、もっといじけてみた。 「ぶーぶーゆってると豚になっちゃうからね!」 幸紀ちゃんは、そう言って私のほっぺをつまんだ。 「いだいお~!!ゆぎぢゃんあなじでっ」 ほっぺ、摘まれてるから、上手く話せないじゃないの!! 「あははぁ~!!はいはい!」 「もぉーっ!!あははぁ~じゃないよぉ!」 私は、そう言って膨れっ面した。 だけど、幸紀ちゃんに両頬を押されて、呆気なく口の中の空気が抜けていった。