『ねぇ。私が今までどんな思いでいたかわかってるの?』 低くてそれでもはっきりした一言だったと思う。 「お前はあいつじゃない」 わかってるし。 私は私でその子じゃない。 「あいつじゃないとだめなんだ」 それも途中から気付いてたよ。 でも今までそばにいさせてくれたじゃん。