監督の伝言で、何を言われたのか、ナインの顔つきがさっきよりも明るくなり、だけど、闘争心に燃えるような表情に変わった。
さすが、星野監督。
きっと、みんなの気が軽くなるような燃えるような事を言ったのだろう。
さぁ試合は再びプレーボール。
これからの守りはどう変わっていくか。
と、期待したのもつかの間、タイムリーツーベースを打たれてしまい、2対1と勝ち越されてしまった。
ランナーはまたも二、三塁。
春岡先輩は相当疲れている感じだった。
投げる球が、ほとんど浮いていて、どうしても甘いコースに行ってしまい、そこを上手くミートされている状況だ。
「ストライク!!バッターアウト!!」
9番打者はなんとか抑えた春岡先輩。
でも……。


