「フェア!!」
三塁線ギリギリの強い球がフェンス目掛けて飛んでいった。
レフトは………。
追いつかない。
一塁ランナーは三塁へ、バッターは二塁へと進んだ。
ノーアウト、二、三塁。
迎えるバッターは8番。
打率はそこまで良いわけではないが、何と言っても俊足。
それに、この大会の盗塁数は10コ。
このタイミングでは、迎えたくなかった打者だ。
この場合だとスクイズもありえる。
内野手はバックホーム態勢になった。
篠原コーチが星野監督と何やら話している様子。
ピッチャー交代かな…。
タイムがかかる。
監督がベンチにいる選手に何かを言い、グランドに行かせた。
まだ交代する気はないみたいだ。


