はじめてのCHU




ぴんぽーん



ぴーんぽーん


ぴんぽん
ぴんぽん
ぴんぽん
ぴんぽん
ぴんぽん

ぴーんぽーん



ったく、誰だよ。

こんなに鳴らなくても分かるっつーの。


「はーい……って……あ……梨亜………と……春岡先輩!?」

「ごめん梨亜〜勝手について来てたみたいで………」

「はぁ……で、何しに来たの?」

「何しに来たのとは冷たいなぁ〜もう〜。りくが心配だったんだよっ」

「別に、春岡先輩に心配される筋合いないですよ」

「うわーん、りくちゃん酷ーい」

「で、本当に何の?梨亜?」

「はいっ、これ。」

食べてと言って渡された入れ物の中には、おいしそうなクッキーが入っていた。

「ありがとう。…でも今は、食欲ないから食べられないし…………」

「………よし。食え」

そう言って横から春岡先輩が割り込んできた。