隣りのお兄さん

「えっ、えぇっ!? ど、どういう……!?」

 わけがわからない。
デジャヴにしては、あの日の出来事と重なりすぎている。
 そのあとも、淡々とビデオは進んでいく。
よく考えると、映像が荒い。

『あぁ〜♪ やっぱ気持ちえぇなぁ』


『ハァッ……ハァッ……クウゥゥッ!』


『ンンアアアアッ! ヤベェ、気持ちいぃ〜♪』


『ハァッ……ハァッ……あぁ〜サイコー……』


『アアンンン! ハァ、ハァ、ハァ、アアアアアい、射精く! イクッ! アガッ、ンンン!』


 だんだんと進むにつれて、オレは青ざめて冷や汗が出てきた。
 この映像は、健吾さんを捉えている。
そして、その向こう側に小さく開いた穴。
さらに、その向こう側から小さく見える目は――。

「ま、まさか……こっ、これっ……」


「そのとおり」


「!!」

 玄関から、声がした。
 栗原さんが、立っていたのだ。