隣りのお兄さん

「えっと、DVDの機械は……」

 オレは健吾さんの部屋へ入ると、DVDプレイヤーを探した。

「あ、プレステ2あるやん! よっしゃ、これで……」

 DVDをいそいそと取り出し、一通りの操作を終えて
「再生」
をした。

「……。」

 ドキドキと心臓が高鳴る。
 突然、パッと部屋が映った。

「えっ……?」

 エロビデオでも、タイトルとかの表示は出るはずだ。
突然、こんなシーンから始まるはずがない。
 すると突然、大柄な男の人がカメラの前にドッシリと座り込んだ。
 服装はトレーナーにジーンズ。体はかなり筋骨隆々だ。

「あれ……?」

 なんとなく、見たことがある気がする。
この部屋……。
 すると、出ている俳優さんが言葉を口にした。

『やっぱ、抜いとかんと落ち着かんなぁ』


「!!」

 それと同時に、その

「俳優さん」

の顔が映った。
 健吾さんだった。