隣りのお兄さん

「……優平の触り方がエロいから、興奮しちまった……」

 恥ずかしそうに笑う健吾さん。
ボクは緊張のあまり、心臓が爆発しそうだった。
健吾さんは勃起したチンポをユッサユッサ揺らしながら、入口へ向かった。




 ガチャッ!





 鍵の掛かる音。そして、ブッと音を立てて電気が消えた。
逞しい健吾さんの体がシルエットになっている。

「……。」

 なんとなく、この後の展開が予想できた。
 スルスル……と静かな音を立てて、健吾さんはビキニパンツを脱いだ。

「……なぁ、優平」


「はい……」

 しばらくの沈黙が続いた。

「オレをイかせてくれるか?」

「……やらせてください」

 理性が働かなかった。
それに、このときのボクはまだ自分がゲイだなんて自覚すらしていなかった。
けれど、ただ目の前でビンビンに勃起している健吾さんのチンポが、おいしそうに見えて仕方が無かったのだ。
 それからボクも服を脱ぎ捨て、下着も取って全裸になった。
 当然、健吾さんとは圧倒的に華奢だし経験もない。
でも、健吾さんとならいい。
本当にそう思ったんだ。